たださわっているだけではないの?それなら日常抱っこしたり、おむつを替えたりしてあげられているから、わざわざベビーマッサージをやらなくても十分だわ、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
ベビーマッサージとは単にさわるだけでなく、お母さんお父さんがお子さまに語りかけるように意思疎通をはかる、ひとつのコミュニケーションだと考えております。
そして穏やかな時間の中、とっても幸せなひとときが過ごせるベビーマッサージですが、実は赤ちゃんの様々な感覚に刺激を与えることはご存じでしょうか?�
ひとつずつ詳しく書いていきますね。
①触覚
まずはじめに思いつくのは触覚だと思います。さわってもらうのは、おとなも気持ちいいですよね。
心地よい気持ちのやりとりは、愛情そのもの。
「あなたがうまれてきてくれて幸せだよ」
「あなたがとても大切だよ」
「あなたと一緒にいられてママ(パパ)は嬉しいよ」
そんな気持ちを伝えながらさわってあげてください。
心の中で思うよりも、言葉として伝えてあげる方が効果は倍増!
1日のうちに何回も、思った時にはすぐ言葉にするくらい、たくさん伝えてあげられると良いですね。
②聴覚
Misuzu Music Houseのベビーマッサージでは、おうたを歌いながらベビーマッサージを行うので、お耳からもたくさんの刺激を受けることができます。
そしてなによりもグランドピアノの生演奏でおうたを歌うので、デジタルではない、本物のピアノの音を聴いて育つことができます。
ピアノのやわらかく澄んだ音色、優しくて大好きなお母さんお父さんの声、これらをたっぷりとあびることができるのは、赤ちゃんにとって、とても幸せな時間となること間違いなしです。
そしておうたを歌うことは、お母さんお父さんにとってもリフレッシュとなります。
講師と一緒に、同じクラスのパパママと一緒に…ちょっぴり恥ずかしい気持ちの殻をやぶったら、歌うことが心地よく感じられることでしょう。
③視覚
マッサージをしながら赤ちゃんと何度もアイコンタクトをとります。
母乳やミルクをあげるときも、おめめを見てお話しながらあげますよね。
少し大きくなった子どもたちは、おめめからの情報をするどく察知します。
「目は口程に物を言う」ということわざもありますね。
その原点が赤ちゃんの時から育まれていくのです。
赤ちゃんの脳は、この視覚の情報をつかさどる後頭葉から発達をはじめていきます。
10~12週頃から動くものを目で追う追視が見られるようになり、3ヶ月頃~赤・緑・黄色などを認識し、6ヶ月を過ぎる頃になると、ほぼ全ての色を認識できるようになるそうです。
Misuzu Music Houseのベビーマッサージでは、たくさんの”色”を使ったレッスンも心がけています。
④嗅覚
赤ちゃんは生後6日ほどで自分のお母さんの匂いと他のお母さんの匂いを区別していると言われます。
お母さんやお父さんの大好きで安心する匂いが近くにあり、その中でたくさんの刺激をあたえてもらえるベビーマッサージは、赤ちゃんの成長になくてはならないものだと確信しております。
⑤味覚
もちろんレッスンの中で、何か食べるものを提供するわけではないのですが、ベビーマッサージ後のお子さまは、よくお昼寝をして、よく食べる(ミルクや母乳を飲む)とご感想をいただきます。(これはリトミックでも同じお話をよく伺います!)
この「食事・睡眠」は、お子さまの成長が安定しているか、赤ちゃん自身が持つ成長したいという欲求を叶えてあげられているか、これらを知るバロメーターのひとつでもあります。
そして「食事・睡眠」が整うと自ずと「排便」も整ってくるので、この3つをしっかりと見てあげるとよいと考えます。