あらためて、リトミックⅣ~リトミック教育~

 ゴールデンウィークも終わり、お出かけをしたり、いつも行けないところへ遠出してみたり…お子様たちとたくさんの貴重な経験ができた方が多いのではないでしょうか。また、普段はお仕事に行ってしまうお父様との時間を有意義に過ごされたことと思います(*^^*)

 今日からまた幼稚園保育園、学校、そしてお仕事もスタートですね。きらきらと眩しい日差しの中、清々しい気持ちでスタートが切れそうです!

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 さて、本日はリトミック教育についての第2弾です。

 前回は、「見て」「聴いて」「触れて」感じ感動する心が考えることへと結びつき、想像や創造へと繋がっていくとお話させていただきました。そして見るもの聴くもの触れるもの、考えていることを全身で表現することによってはじめて感じる心を育むことが出来るのです。これらの行動は、幼児のイメージ能力を大きく成長させ、心に浮かんだことを表現する力を育んでいきます。

 特に3歳までの幼児期は模倣期にあり、何でも真似をして育っていきます。実際、どこで覚えてきたのかしら、と思うようなことを行動したりお話したり、テレビの歌やダンスを一生懸命真似したり、ご両親とのいつもの会話によく出てくる言葉を覚えていったり、時には口癖も真似されてしまい、こんなことまで覚えてしまったのね(笑)なんて言うこともあるかと思います。模倣期ではここまで吸収力あるのか、と驚かれるかと思いますが、それと同時にいかにご両親やまわりの人が豊かに表現してあげることが大切なことなのかお分かりいただけるかと思います。

 美しいお花を見て「きれいだな~、いい香りだな~」と言う感覚は、最初から備わっているわけではありません。「きれいだね~、いい香りだね~」と表現する姿を見て真似しているうちに、本当に美しいと思うようになるのです。そして幼児は、これらの感覚を一生持ち続けることになります。

 リトミックでは自然・動物・植物・生活など、幼児の身近な事柄をテーマにして、音楽を通して表現していきます。感情・情緒を伴った音楽の刺激を受けながら表現していくのです。

 感じる心は、注意力集中力に依存することが多く、先生の音楽を注意深く聴き、即座に反応し、全身で表現することの中で「即時反応力」「注意力」「集中力」「記憶力」「思考力」などの力を養っていきます。

 リトミックの創案者であるダルクローズは、「これらの学習を効果的にするためには、ゲーム性を持たせ、知的に遊んであげることが大切であり、それが喜びを伴うことになる」と言っています。そしてその”喜び”は幼児にとって、すべての刺激の中で最も強いものなのです。リトミックはまさに、学びが楽しいと思える第一歩なのだと思います。

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 4回に分けてリトミックについてお話させていただきました。少しはどんなことをやるのかな?どんなことが身に付くのかな?と言ったことがお伝えできたでしょうか。

 あとは実際に体験していただくことが何よりです!リトミックはもちろん、ピアノも体験レッスンを設けておりますので、実際に「見て」「聴いて」感じてみてください(*^^*)お待ちしております♪

2017年05月08日